潰瘍とは?
潰瘍は、皮膚や粘膜が深く傷ついた状態を指します。表面的な傷とは異なり、皮膚の深い層まで損傷が及んでいるのが特徴です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などがよく知られていますが、外傷などによって皮膚表面に生じることもあります(皮膚潰瘍)。
体表面の傷は基本的には自然治癒するのですが、様々な原因によりなかなか治らず、時には悪化する場合があります。これを「難治性潰瘍」と呼び、専門家による治療が必要になります。
症状
- 皮膚の凸凹
- 患部の痛み(神経損傷がある場合は痛みを感じないこともある)
- 発赤・腫れ
- 滲出液や膿 など
潰瘍の原因
- 外傷
- 薬剤の影響(ステロイドなど)
- 動脈の血流障害(喫煙、血管炎、抗原病など)
- 静脈の機能低下(長時間の立ち仕事、肥満、妊娠など)
- 糖尿病の合併症
- 感染症(細菌、真菌、ウイルスなど)
- 皮膚がん など
潰瘍の治療
治療法は潰瘍の原因、大きさ、深さ、部位によって異なります。基本的には原因となる疾患の治療と局所治療から適切なものを選択、あるいは組み合わせて行います。
原因治療
潰瘍の原因となる体の異常や疾患を治療することで、潰瘍の改善を目指します。疾患に応じた専門的な治療が必要になりますので、適切な医療機関をご紹介させていただきます。
局所治療
- 適切な薬剤(軟膏)と被覆材の使用
- 壊死した皮膚組織の除去
- 潰瘍による凹みを埋める処置(局所陰圧閉鎖療法)
- 皮膚移植・皮弁形成(大きな潰瘍の場合)など
※大がかりな処置が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介します
自費診療(美容施術)
潰瘍治療後に残った傷跡でお悩みの方には、自費診療での美容施術もご検討いただけます。枚方市・交野市・星田駅のリア形成外科美容クリニックでは、以下のような施術メニューをご用意しております。