eczema

湿疹・乳児湿疹

湿疹・乳児湿疹とは?

湿疹・乳児湿疹とは?

湿疹は、様々な原因で引き起こされる皮膚の炎症反応です。皮膚の発赤やブツブツ、水ぶくれなどの症状があり、多くの場合で強いかゆみを伴います。自然に治まっても繰り返し症状が現れることも多く、湿疹を繰り返すと皮膚が分厚くなったり、色素沈着を起こしたりします。

乳児湿疹について

生後すぐは肌のバリア機能が弱いため、外部からの刺激に対して皮膚が反応しやすくなっています。特に1歳未満の赤ちゃんに起こる湿疹を総称して「乳児湿疹」と言い、これも様々な種類があります。

枚方市・交野市・星田駅のリア形成外科美容クリニックではお子様の診察も行っておりますので、症状が悪化する前にご相談ください。

考えられる原因

接触皮膚炎(かぶれ)

特定の物質が皮膚に接触することで引き起こされる湿疹です。アレルギー性と刺激性の2タイプがあり、原因物質との接触後、数時間から数日で症状が現れます。化粧品、金属、植物などが一般的な原因です。

アトピー性皮膚炎

様々な要因が複雑に絡み合って発症する湿疹です。乳児期から成人期まで幅広い年齢層に発症し、強いかゆみと湿疹を繰り返します。

脂漏性皮膚炎

皮脂の分泌が多い部位(頭皮、眉間、鼻周り、胸部など)に発生する湿疹です。赤み、かゆみ、フケのような小さなかさぶた(鱗屑)などが特徴で、ストレスや気候変化で悪化することがあります。

皮脂欠乏性湿疹

皮膚の保湿機能が低下して乾燥することで生じる湿疹です。主に冬季に悪化し、皮膚のバリア機能の低下によってかゆみや炎症を引き起こします。高齢者に多く見られますが、幅広い年齢層で発症する可能性があります。

乳児湿疹

新生児ざ瘡(ニキビ)

赤ちゃんに現れるニキビの総称です。生後2〜4週頃から現れるのが特徴で、特に男の子に多く見られます。生まれてすぐは皮脂分泌が盛んなので、そのためにニキビが生じます。数か月後には自然に消失することが多いです。

乳児脂漏性皮膚炎(乳児脂漏性湿疹)

乳児に起こる脂漏性皮膚炎のことを指します。新生児は皮脂分泌が盛んなため、新生児ざ瘡とともに起こりやすい湿疹です。皮脂分泌の多い頭や顔、首、脇の下などに多く見られ、黄色がかった厚い鱗屑と赤みを伴う湿疹が特徴です。1歳頃までに自然軽快することが多いですが、症状が重い場合は治療が必要です。

おむつかぶれ

おむつで覆われた部分の皮膚に生じる湿疹です。おむつ内での蒸れや摩擦などが原因で起こります。適切なスキンケアと定期的なおむつ交換で予防できますが、症状が一向に改善しない場合は別の原因も考えられますので、早めに当院へご相談ください。

湿疹・乳児湿疹の原因

  • アレルギー(ダニ・ほこり・花粉・汗・金属など)
  • 皮膚への刺激(温熱・冷感・日光・乾燥・湿潤・摩擦など)
  • 薬剤(薬品・洗剤・化粧品など)
  • 細菌感染
  • 体質や皮膚の健康状態(アトピー体質・乾燥肌など)
  • 過剰な皮脂分泌
  • 汗によるかぶれ など

湿疹・乳児湿疹の治療

湿疹・乳児湿疹の治療は、原因の特定と除去、症状の緩和を目的として行います。湿疹を起こしている原因によって治療の細部は異なりますが、薬物療法による症状の緩和と、適切なスキンケアによる再発予防が基本となります。

当院では、患者様の症状や生活環境に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。湿疹・乳児湿疹の治療の多くは健康保険の対象となりますので、お悩みの方はお早めにご相談ください。

薬物療法

  • ステロイド外用薬(炎症の抑制)
  • 抗ヒスタミン薬(かゆみの軽減)
  • 保湿剤(皮膚のバリア機能の回復)

スキンケア指導

  • 肌質に合わせた洗顔・シャンプー選び
  • 肌の洗い方へのアドバイス(強く擦らず優しく洗う)
  • 低刺激タイプの製品を使う など

自費診療(美容施術)

湿疹による皮膚ダメージや色素沈着でお悩みの方には、以下のような美容施術メニューをご用意しております。湿疹による皮膚トラブルの改善だけでなく、肌の健康維持にも効果が期待できますので、お気軽にご相談ください。

主な施術メニュー