二重埋没とは？
二重埋没法は、まぶたの内側を細い糸で縫い、結び目をつくることで二重ラインを実現する手術です。二重の幅に糸を通し、皮下組織と瞼板を縛り付けることで二重幅を作り上げていきます。糸で留めるだけなので、ダウンタイムが短く、痛みも少ないため、初めて二重術を受ける方にもおすすめです。
二重埋没で作れる二重の種類
末広型の二重
目尻側にかけて、徐々に二重幅が広くなり二重ラインがくっきりしていくのが末広型二重です。日本人に多い二重の形で、埋没法で二重にする際も対応しやすく、自然に仕上がりやすい形状です。
平行型の二重
目頭から目尻まで二重ラインがしっかりできている二重が平行型二重です。パッチリとした目元になるため人気の形ですが、蒙古ヒダがある場合などでは埋没法だけで平行型の二重にする事が難しく、目頭切開などの組み合わせが必要になる場合があります。
二重全切開法との比較
二重を作るための手術には、埋没法のほかに全切開法があります。主に以下の違いがありますので、患者様の目元の状態やご希望、ご予算などを考慮し、最適な方法をご提案いたします。
| 施術方法 | 二重全切開法 | 二重埋没 |
|---|---|---|
| 概要 | 切開して二重形成 | 糸を使って二重形成 |
| 特徴 | 幅や形の自由度が高い | 切らずに短時間の施術可能 |
| 施術時間 | 60分程度 | 15〜30分程度 |
| ダウンタイム | 長い | 短い |
| 効果の持続 | 半永久的 | 糸が緩むと後戻りする |
こんな方におすすめです
- 自然な二重まぶたを作りたい
- 切らずに二重にしたい
- ダウンタイムが短くしたい
- 左右の目のバランスを整えたい
- 奥二重をくっきりさせたい
- 一重まぶたで目が小さく見える
- 初めて二重整形をする など
二重埋没の特徴
切らないので低侵襲
二重埋没では切開を必要としません。ダウンタイム（術後の痛みや腫れなど）が短く、ほとんどは数日から1週間程度で落ち着きます。
自然な仕上がりが期待できる
1㎜ほどの傷から糸を通すのでほとんど傷跡が目立ちません。ナチュラルな二重ラインを作れるので、二重埋没を行ったことが周囲に知られにくいという特徴があります。
二重埋没のメリット・デメリット
メリット
- 傷跡が目立ちにくい
- ダウンタイム（術後の痛みや腫れ）が少ない
- 短時間で施術が完了する
- 自然な仕上がりが期待できる
デメリット
- 永続的な効果ではなく、数年で元に戻る可能性がある
- まれに左右差や多重まぶたになることがある
- 糸が緩むことで効果が薄れる場合がある
施術時間・痛み・ダウンタイム
- 施術時間：15～30分程度
- ダウンタイム：3〜7日程度
- 痛み：局所麻酔時のチクッとした痛み
※上記には個人差があります
ダウンタイム
- 腫れ：3〜7日程度で落ち着きます
- 内出血：1〜2週間程度
- メイク：3日後から可能（腫れが引いてから）
- 洗顔：翌日から可能（目元は優しく）
- 入浴：当日から可能（目元を濡らさないよう注意）
- 運動：激しい運動は1週間程度控える
- 飲酒：翌日から可能（過度な飲酒はNG）
リスク・禁忌
- リスク：疼痛、内出血、腫脹、感染、左右差、医原性眼瞼下垂 など
- 禁忌：妊娠中・授乳中の方、眼科疾患がある方、ケロイド体質の方、皮膚の炎症や感染症がある方