多汗症(たかんしょう)は、暑いわけでも運動をしたわけでもないのに大量の汗をかいてしまう病気です。
多汗症のなかには、大量の汗をかく部位に応じて
■腋窩(わきの下)多汗症
■手掌(手のひら)多汗症
■足底(足の裏)多汗症
■頭部・顔面多汗症
に分かれます。
・塩化アルミニウム外用
塩化アルミニウムは皮膚の角層と結合することで皮膚の表面にふたを作り、汗腺の穴を塞ぐことにより汗の量を減らす治療です。
・抗コリン薬外用
ラピフォートワイプとエクロックゲルは、どちらも抗コリン作用により発汗を抑える外用薬で、わきの多汗症に対して保険適応があります。
・ボトックス治療
ボトックスとは、ボツリヌス毒素(ボツリヌス菌が産生する毒素)から抽出した成分を用いる治療です。
皮下にこのボトックスを注射して、交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックすることによって発汗を抑えます。
・内服抗コリン薬
プロバンサインは神経系に作用する薬(保険適応)で、アセチルコリンという物質の動きを抑制して、発汗を抑制します。
内服薬は局所療法に比べて副作用があるため、局所療法で効果のない方に行う治療です。
外用剤が外用できない頭部や顔面では内服薬の治療が選択されることがあります。
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